コミックス感想:デス・オブ・スーパーマン三部作


デス・オブ・スーパーマンとは

デス・オブ・スーパーマンは、1992~1993年にかけて連載されました。
タイトル通り、スーパーマンが死を迎えるという衝撃的なストーリーで当時話題となり、現在でも重要なストーリーとして位置づけられています。

今年は30周年ということもあり、30周年記念エディションが発売されたり、新規のストーリーが作成されたりとにわかに盛り上がっています。

デス・オブ・スーパーマンは三部作となっています。
最強最悪の敵ドゥームズデイと戦い『Doomsday!』
スーパーマンの死を嘆く人々を描いた『Funeral for a Friend
スーパーマンの復活を描いた『Reign of the Supermen!』

日本では『Doomsday!』のみ翻訳されていますが、はるか昔に絶版になっています。

手軽にストーリーを知るには、アニメで観るのがよいでしょう。
違いは多々ありますが、おおまかな流れで言えばかなり近いのでアニメもおすすめ。

ざっくりあらすじ

突如現れた怪物・ドゥームズデイ
ありとあらゆるものを破壊しながら移動するドゥームズデイを止めるため、ジャスティスリーグの面々が立ち向かうものの、まったく歯が立たない。
対峙できるのは最強のヒーロー・スーパーマンのみ。
しかし、スーパーマンでさえ劣勢に立たされる。
死闘の末、スーパーマンドゥームズデイを倒したものの、命を失ってしまう。

スーパーマンの葬儀が行われ、世界中が悲しみに包まれる。
スーパーマンの穴を埋めようとヒーロー達が身を引き締める中、スーパーマンの遺体が消失する。
さらには、スーパーマンを自称する人物が4人も現れて、事態は混迷を極めていく

感想(ネタバレあり)

スーパーマンの死と再生を描いた重要なストーリーで、後の作品でも度々言及されたりします。そのわりに、日本ではなかなか手に入れることができず、内容そのものよりも読めたこと自体が嬉しかったりもしました。

かといって、内容がおざなりなわけではなく、しっかり面白い作品でした。

『Doomsday!』はストレートなアクションを楽しめる作品で、ドゥームズデイが凶悪さを目の当たりにすることができます。


Funeral for a Friend』はスーパーマンの死の直後から描きます。
普通のマンガなら飛ばしそうな場面・現場に駆け付ける人々と混乱から描いていて、新鮮な感じがしました。
それからスーパーマンの遺伝子を求めて、混乱が起こるというストーリーはアニメでは描かれていませんので、原書を読むしかないです。
スーパーガールが頻繁に出てくるのですが、ここのスーパーガールはマトリックスと呼ばれる人口生命体。

『Reign of the Supermen!』は、4人のスーパーマンが現れる驚きのストーリー。
ティール、サイボーグスーパーマン、スーパーボーイ、エラディケーターの4人です。
それぞれが活躍(暗躍?)するのですが、重要な事件としてはサイボーグスーパーマンの暴挙です。サイボーグスーパーマンがコーストシティを破壊します。コーストシティはハル・ジョーダン(2代目グリーンランタン)の故郷です。この事件がきっかけとなり、ハルはパララックスへと変貌を遂げます。(Emerald Twilightで描かれています)

蘇生したばかりのスーパーマンは本来の力が失われており、銃をぶっ放して敵を倒すなど珍しいシーンも数多く描かれています。

死と復活とだけ捉えているとご都合主義的に感じるかもしれませんが、実際に読むとそうした印象は少ないように思えました。
それより遺体消失や4人のスーパーマンが衝撃的だったので、意識がそちらへ持っていかれる感じですね。

こうした重要作品を手軽に読める環境になったらいいですね。