コミックス感想:『POWER GIRL』

『POWER GIRL』とは

POWER GIRLは2006年6月に発売されたものです。
1976年に初登場したパワーガールの重要なストーリーを集めたコミックスになります。

平行世界であるアース2におけるスーパーマンのいとことしてデビューしたものの、設定が変更されてアトランティスの魔術師の孫となり、さらにインフィニット・クライシスにおいて再度アース2のクリプトン人になるという、なんともあやふやな存在。

本コミックスは、3つの時期のストーリーを収録しています
1,最初期のパワーガールの活躍(1976)

2,アトランティスの魔術師の孫であることの発覚(1987)

3,出自の不確かさに悩むパワーガール(2006)

感想(ネタバレあり)

目立つキャラクターではあるものの、翻訳された作品では中心に描かれることが少なくビジュアルの良さが独り歩きしているような印象があったパワーガールをようやく知ることができました。


最初期のパワーガールの活躍は縦横無尽に飛び回る姿を楽しめます。ジェイ・ギャリックのフラッシュ、アラン・スコットのグリーンランタンとの共闘も描かれています。

アトランティスのストーリーは1話のみ。
パワーガールが生まれた経緯が描かれています。

肝は出自の不確かさに悩むパワーガールのストーリー。
オリジンがあやふやであること自体をネタにして、パワーガールがサイコパイレートに様々な幻覚を見せつけられる中で自分のアイデンティティーを見失い思い悩みます。
読み応えのあるストーリーでした。

単独誌もあるようですし、そちらも読まないとなあ。