コミックス感想:『Batman : Kings of Fear』


Batman : Kings of Fear』とは

Batman : Kings of Fear』は、2018年10月~2019年3月にかけて連載されたリミテッドシリーズです。

 

メインヴィランは、幻覚ガスによって人々に恐怖を味わわせるスケアクロウです。

ざっくりあらすじ

バットマンは捕まえたジョーカーをアーカムアサイラムへ移送する。
到着すると、ヴィラン達が監房から抜け出したことが判明。
ヴィラン達を倒し再び収監することに成功したが、スケアクロウアーカムアサイラムの外へ脱走していた。

追いかけるバットマン
バットモービルに乗ろうとしたその時、待ち伏せていたスケアクロウが幻覚ガスを散布。
バットマンは断続的に恐怖の幻覚に襲われる。

バットマンは恐怖を乗り越えられるか。

 

感想(ネタバレあり)

バットマンに幻覚を見せながら、ねちねちと追い詰めるスケアクロウ

バットマンがいるからゴッサム犯罪都市になっているのではないか。
バットマンがいなければゴッサムはもっと繫栄していたし、ヴィラン達は悪に染まることもなく真っ当な人生を過ごせていたはず。

ヒーローがヴィランを引き寄せているのではないかといったテーマはそれほど珍しくはないです。
しかしながら、スケアクロウが幻覚を見せながらのバットマンを追い詰めていく様は見物でした。

毒々しさのある黄緑色や夕焼けのような赤色を頻繁に使っており、他の作品とは違った雰囲気がよく出ています。

恐怖を乗り越えるバットマンですが、ゴッサムへの執着は他のヒーローよりも異常なまでに強いと思わせるところもあり、幻覚がなくてもナチュラルに狂気の中にいる感じがしました。