コミックス感想:『Batman and Robin: Dark Knight vs. White Knight』

 

Batman and Robin: Dark Knight vs. White Knightとは

2011年1月~9月まで連載された作品で、Batman and Robin #17-25を収録しています。

 

以下の3つのストーリーを収録
The Sum of Her Parts
Dark Knight vs. White Knight, Tree of Blood
The Streets Run Red

 

この時のバットマンブルース・ウェインではなく、ディック・グレイソンです。

ざっくりあらすじ

The Sum of Her Parts

ブルース・ウェインの元カノであるウナ・ネモは、ヨットの上で強盗に撃たれて亡くなった。湖に落ちた彼女の死体は数週間後に発見され埋葬されたのだが、その死体が忽然と姿を消した。
やがて死体が見つかったが、ネモの死体ではなく、さらには左手の薬指が無くなっていた。
彼女の死体が消えた理由は?

 

Dark Knight vs. White Knight, Tree of Blood

空から天使の恰好をした死体が降ってくる。
死体の顔や指紋など個人を特定する部位が消されており死体の身元特定は困難だったが、落ちてきたと思われる場所を捜索すると遺書がみつかった。
まさにその時、バットマンとロビンを正気を失ったマンバットが襲う。
さらに真っ白なコウモリがマンバットを襲い、バットマン達は事なきを得る。
真っ白なコウモリの正体とは。
続く天使の格好をした自殺志願者たちの墜落の真相とは。

 

The Streets Run Red

アーカムアサイラムからゴッサムの矯正施設に移送されたジェイソン・トッド
ジェイソンが矯正施設に来てから自殺者、殺人が続出。さらには食事に入れられた毒により82人もの囚人が死亡し、100名以上が不調を訴える事態に発展する。
あまりの危険性に再びアーカムアサイラムに戻されるジェイソン。その途上で、移送車が襲撃される、ジェイソンを解放することを目的とした謎の集団によって。

 

感想(ネタバレあり)

バットマン(ディック)&ロビン(ダミアン)のコンビ。
翻訳されているバットマン&ロビンの続きですが、特につながりはなく単独でも読めます。

バットマン&ロビンと本作で、ディック&ダミアン期はほぼ全部読めたことになります。(♯26はどっかに収録されているんだろうか?)

ショートストーリー三作になりますが、こうした本は翻訳されづらいですね。
ただこういうショートストーリーに変わったヴィランが出てきているので面白かったりします。

本作では、頭にすっぽりと穴が開いたブルースの元カノが出てきたり、ゴッサムの悪を身勝手に粛清しようとする全身ぴかぴかで真っ白なホワイトナイトが出てきたりして、てんやわんやになります。
かなり濃いヴィランだとは思いますが、それでもなかなか古参ヴィランの間に割って入ることは難しくスポット参戦となってしまいますね。

 

ジェイソン(レッドフード)の大暴れも見逃せません。
ダークヒーロー感の強い暴虐振りが見れるのは良いですね。
それでいてスカーレットが絡むと熱血漢な一面が見え隠れするのも面白いところ。
続編がないのでジェイソンとスカーレットの話はもう読めないのだろうけど、このデュオの活躍も気になるところです。