映画感想:アクションを楽しめる『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

ざっくりあらすじ

ジョーカーと破局してしまったハーレイ・クイン
後ろ盾が無くなったハーレイの元には、彼女に恨みを持った悪党やゴッサム市警がこぞって集まり捕まえようと躍起に。
必死で逃げ回っていたハーレイだったが、結局大物犯罪者ブラックマスクに捕まってしまう。

ハーレイにブラックマスクは「ダイヤを持ち帰れば見逃す」と告げる。
そのダイヤとは、ゴッサムのマフィア・バーティネリ家の隠し資産の場所を示したダイヤ。
一度はブラックマスクの手下が手に入れたのだが、スリの少女カサンドラ・ケインがダイヤを奪って逃げたのだった。

カサンドラは他の窃盗罪で警察に捕まっていた。
そんなことを気にもせず、ハーレイは単身警察署に殴り込みに行くのだった。

感想(ネタバレあり)

バース・オブ・プレイとはそもそもなんぞや?

バーズ・オブ・プレイとはコミックスに出てくる女性ヒーローチームのことで、主なメンバーとしてはオラクル(バーバラ・ゴードン)、ブラック・キャナリー(ダイナ・ランス)、ハントレス(ヘレナ・バーティネリ)の3人が挙げられます。

時期によって構成メンバーが増えたり減ったりしますが、他にもレディ・ブラックホークやビッグ・バルダ、カタナなども所属しています。
女性ヒーローチームと書きましたが男性が入ることもありますし、ヒーローだけじゃなくポイズンアイビーなどのヴィランが入ることもあります。

とにかくチームを組んでゴッサムシティを守っているのです。
ちなみに2002年には実写ドラマ化もされています。

本作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は、映画版バーズ・オブ・プレイの「結成」のお話です。

映画版バーズ・オブ・プレイのメンバーは?

本作のバーズ・オブ・プレイのメンバーは下記となります。

ハーレイ・クイン(ハーリーン・クインゼル)
〇ハントレス(ヘレナ・ベネティエリ)
〇ブラック・キャナリー(ダイナ・ランス)
〇レニー・モントーヤゴッサム市警)
カサンドラ・ケイン(スリの少女)

身体能力がめちゃんこ高いハーレイ、ボウガンで容赦なく犯罪者を狩るハントレス、口から超音波を発するブラックキャナリーの三人は超人的な能力を持つ人々。

レニー・モントーヤゴッサム市警の敏腕刑事。本作でも少し描かれましたが同性愛者。コミックスでは彼女の存在がヒーローのパーソナリティーをより深く描くこともよくあります。

カサンドラ・ケインは、本作ではスリ少女でしかありませんが、コミックスにおいて3代目バットガール→ブラックバット→オーファンと名前を変えながらヒーローとして活躍しています。

アクションはかっこいい

ハーレイ・クインを演じるマーゴット・ロビーのアクションが良い。
コミックスファンからするとハーレイ・クインの身体能力の高さをちゃんと再現していると感じました。
軽やかに舞いながらも容赦なく暴力的。痛快なアクションを楽しめました。

ただ、他のアメコミ作品よりもストーリーの規模が小さいので、アクションもこじんまりといった感じもします。空を飛んだり、手や目からエネルギー波を出したりするキャラクターも出てきません。あくまで人間同士の戦いとしてのアクションを楽しむ作品です。

垢抜けた雰囲気

ハーレイ・クインを主人公に置いているだけあって、全体的に雰囲気が明るい。
けっこう凄惨な表現なのにどこかコミカル。
翻訳もされているNew52のハーレイ・クインで描かれるハチャメチャさがだいぶ再現されている印象です。

ただ、他のキャラクターがその垢抜けた雰囲気に引っ張られ過ぎな感じもします。
特にハントレスは描写も少なくて間の抜けたキャラクターで終わってしまうのは残念。