コミックス感想:Batwing vol.1~3(The New52)

Batwing vol.1~3とは

Batwing vol.1~3は、2011年11月から2013年5月にかけて連載されました。
vol.5まで続いたのですが、1~3は区切りがよいのです。

というのも、Batwingはわりとわずかな期間で代替わりしているのです。
vol.1~3はコンゴ民主共和国で警官をしているDavid Zavimbe、vol.4以降はバットマンを技術サポートするLucius Foxの息子Luke Foxが務めています。

なので、今回はDavid Zavimbeの活躍を読んだということです。

バットウイングはBatman:incorporatedにおいてバットマンからスカウトを受け、ジェットなどが付いたバットスーツを供与されています。
バットマンファミリーには珍しくかなりメカメカしい見た目となっています。

Batwing vol.1~3は、バットウイングがアフリカを舞台に様々なヴィランと戦います。

ざっくりあらすじ

かつてアフリカを救ったヒーローチームの面々が次々と殺害されていく。
調査に向かったバットウイングはヴィラン・Massacreと対峙することに。
容赦なく刀を振り回すMassacreはバットウイングを振り切り、殺人を重ねていく。
Massacreはなぜヒーローチームの面々を殺害するのか。

バットウイングは正体不明のMassacreに自身の過去を重ねていた。
あれはもしかして少年兵として活動していた時の上官ではないか。
兄を殺害した上官に復讐を果たしたはずだったが。。。

そのほか、以下のようなお話も。

大西洋アフリカ沖の船で見つかった核兵器研究者が残した手がかりを追った末、アフリカに核兵器が持ち込まれていることがわかる。
核兵器を手にしたのはLORD BATTLEという超人。
バットウイングはブースターゴールドやグリーンランタン(ガイ・ガードナー)、OMACなどの協力を得てLORD BATTLEと闘う。

人をさらって生贄とするカルト宗教、それを率いる呪術師との戦い。その過程で起きた幼馴染との再会。

殺人を犯しながら金の力で釈放された金持ち息子をバットウイングが再度逮捕しようとしたら、警察は買収されているわ、金持ちが殺し屋雇ってバットウイングを執拗に追いかけるわでてんやわんやなお話。

感想(ネタバレあり)

アフリカらしい設定というか、かなり命が軽んじられていることを反映してのことかと思いますが、全体的に残虐な描写が多いです。
特にvol.1は絵がリアルなのでかなりえぐい感じも。

各エピソードは面白いのだけど、尻切れトンボ感も否めないかなと。
最初のエピソードのmassacreの正体がわかって因縁もあったわけだけども、それ以上話が進まなかったですね。(この後どっかで回収したり進展したりする機会あったんだろうか?)

バットウイングことDavid Zavimbe死を多く経験したヒーローです。
少年兵時代から多くの死を経験し、バットウイングの参謀役であるマトゥも最後のエピソードで亡くなってしまいます。
マトゥの死をもってDavid Zavimbeの心が折れてしまい、バットウイングを辞することになります。
(辞するエピソード自体はvol.4に収録されています)

その流れが自然だったかというとそうでもなく、ちょっと駆け足だったかなと思います。
アフリカ版バットマンは人気がなかったのかもしれませんね。
打ち切り感が強かったです。

キャラクターとして背景もしっかりしていたのでもっと読みたかったのですが残念。
また違った形でDavid Zavimbeの活躍が読めればと思います。