コミックス感想:電気を操る黒人ヒーローの一年目『Black Lightning:Year One』

ブラックライトニングとは

ブラックライトニングは、1977年にデビューしたヒーローです。
DCコミックスとしては初のアフリカ系アメリカ人を主人公としています。

当初は特殊なベルトから電気を扱うスーパーパワーを得るヒーローとして描かれていましたが、時を経てオリジンが変更されて、先天的に電気を操る能力があるメタヒューマンとなりました。

ブラックライトニングの正体は、ジェファーソン・ピアース。
オリンピック十種競技で金メダルを獲得した元アスリートで、自分が育ったメトロポリスのスラム地区「スーサイド・スラム」にあるガーフィールド高校の校長です。

スラムに巣食うギャングと対峙したり、バットマンが結成したアウトサイダーズやJLA(Justice league of America)に参加したりと活躍し、2018年からは実写ドラマ化もされました(シーズン4で完結:全58話)

ざっくりあらすじ

オリンピック十種競技で金メダルを獲得したアスリート、ジェファーソン・ピアースは妻と娘を連れて自分が育った場所へ戻ってきた。

その場所はメトロポリスの南部にあるスラムで、スーサイド・スラムと呼ばれていた。
荒れに荒れた地域で、ジャーナリストとして活躍していたジェファーソンの父が殺害された場所でもあった。
今も犯罪や殺人が多く、the 100と呼ばれるギャングがのさばっていた。

ガーフィールド高校の校長として赴任してきたジェファーソン。
the 100の支配下にある高校を立て直そうとした矢先、改心したばかりの生徒がthe 100の報復で殺されてしまう。

怒りに震えるジェファーソンは犯人を捜すべく、ブラックライトニングとして夜のスラムを駆け回る。

感想(ネタバレあり)

ブラックライトニングはクロスオーバー作品にちょこちょこ出てくるけど、全く知らなかったのよね。

現代では黒人がヒーローであることは珍しくないですが、50年近く前はかなり斬新だったのでしょう。それより、校長がヒーローって方に驚きます。

かなり人間臭いヒーローもので、ジェファーソンの家族の問題も描かれます。
ヒーローとしての苦悩というよりは、誰しもが持つ苦悩と闘う場面もあります。
本作だけを見て判断はできないですが、他のヒーローよりもヒューマンドラマを描きやすい感じがします。

the 100というギャングとの対決ですが、その裏には魔術を扱うヴィランがいます。
ギャングという現実と魔術という非現実が正直あまりマッチしてなくて、ヴィランが少し浮いた感じがありました。

メトロポリスが舞台ということもあり、記者としてクラーク・ケントが出てきたりもします。魔術関係でタリア・アルグールも出てきました。
他のヒーローとの関わりも読みたいと思いました。