コミックス感想:最凶最悪のジョーカー『スーパーマン:エンペラージョーカー』

スーパーマン:エンペラージョーカーとは

『スーパーマン:エンペラージョーカー』は2000年に連載された作品です。

ライターはジェフ・ローブ。『バットマン:ロングハロウィーン』『バットマン:ダークビクトリー』『バットマン:ハッシュ』などのライターとして知られているほか、映画『コマンドー』やTVシリーズ『LOST』『HEROES』の脚本家としても活躍しています。

作画はエド・マクギネス。スーパーマンデッドプール、ハルクを描いたことで知られています。

時系列としては、『JLA:バベルの塔』(2000年6月)と『スーパーマン:レックス2000』(2001年1月(ルーサーがアメリカ大統領になるストーリー))の間の出来事となります。

収録作品は以下となります。
『SUPERMAN』#160-161
『EMPEROR JOKER』#1
『ADVENTURES OF SUPERMAN』#582-583
『SUPERMAN: THE MAN OF STEEL』#104-105
『ACTION COMICS』#769-770

ざっくりあらすじ

アーカムアサイラムから凶悪な犯罪者が脱獄!
その名もスーパーマン⁉彼を捕まえるのはなんとビザロ!

あべこべな世界を作り出したのは、世界を創造する力を得たジョーカー。
ジョーカー以外の人物はヒーローもヴィランも元の世界の記憶を持っていない。

ただ、唯一スーパーマンだけが疑問を持ち始めた。
果たして神の力を持つジョーカーを打ち砕き、元の世界を取り戻すことはできるのか。

感想(ネタバレあり)

五次元から来た小鬼Mr. Mxyzptlkのパワーを得たジョーカーが世界を改変しまくってやりたい放題といったストーリーです。

コミカルタッチな絵が多くて、ストーリーもコミカルに進んでいくのかなと思いきや、意外とえぐいことになっていました。

ジョーカーと言えばバットマンですが、もちろん登場しています。
しかし、ジョーカーに捕らえられて毎日死を体験しては復活させられてきました。数えきれないほどの死を体験し、最後には宇宙の終焉まで見たバットマンの精神は崩壊したのは衝撃的な場面でした。

スペクターでもバットマンの精神的な苦痛を消し去ることはできず、結局スーパーマンにその苦痛を移すことでバットマンは再び活動することができるようになりました。
スーパーマンもよく苦痛を受け止めきれたものだと感心しました。

それにしてもジョーカーが自由に改変した世界はめちゃくちゃでした。
ゲームのアーカムシリーズで表現されたジョーカーの精神世界もすごかったけど(アーカムシリーズのどの作品か忘れちゃった)、こちらもハチャメチャでした。
ジョーカーのイカれ具合がよく表現されているかと思います。