コミックス感想:ドゥームズデイ化するスーパーマン『Superman:Doomed』

Superman:Doomedとは

『Superman:Doomed』は2014年5月に連載されたクロスオーバーの作品です。

作品世界を仕切り直したNew52に属しています。
スーパーマンの敵としてドゥームズデイはおなじみの存在ですが、New52においてはデビューが2013年9月となります。
かつてクリプトンを攻撃してきたドゥームズデイはゾッド将軍によりファントムゾーンへ送り込まれていました。ファントムゾーンの壁が崩壊し、ドゥームズデイが地球に現れヒーロー達と戦いを繰り広げました。

本作は、その数か月後の話になります。
再びドゥームズデイがファントムゾーンを抜け出し、世界中に災厄を振りまきます。

ドゥームズデイと言うと、1992~93年の『The Death of Superman』が思い出されます。
スーパーマンドゥームズデイと対峙する有名なストーリーです。
本作と近しいシチュエーションではあるものの、焼き直しや再構成ではなく、まったく別のストーリーとなっています。

ざっくりあらすじ

ファントムゾーンを抜け出たドゥームズデイ。島々を跡形もなく破壊するなど暴虐の限りを尽くす。

ただちに対処しようとするジャスティス・リーグだったが、ドゥームズデイの血液に含まれる破壊的なウィルスのせいで容易に立ち向かうことができないとわかる。
直接ドゥームズデイと対決して生き残れるのはスーパーマンのみ。

壮絶な戦いの末、スーパーマンドゥームズデイを真っ二つに切り裂く。
倒せたのは良かったが、このままではドゥームズデイの毒素が世界中に広まってしまう。
咄嗟の判断でスーパーマンドゥームズデイの毒素をすべて吸い込んだ。
そして気を失ってしまう。

やがてスーパーマンのDNAは変異し、赤い目と灰色で岩のような肌を持つドゥームズデイのような姿に変わっていく。
意志の力でなんとか完全な変化を食い止めるも時間の問題。

バットマンワンダーウーマン、スティール、クリプトは治療法を見つけるためにファントムゾーンへ向かう。

感想(ネタバレあり)

スーパーマンのコミックスは、見栄えするシーンが多くて好き。
本作もドゥームズデイという最凶最悪なヴィランとの死闘が描かれるので、かっこよいシーンが多かったです。

スーパーマンvsドゥームズデイに焦点を当てれば盛り上がりますし、倒した後もスーパーマンの内部・意志の力でドゥームズデイと戦う様も良いです。
しかし、そこに留まらなかった本作。

メタロが自爆したことで世界中にクリプトナイトが放出されてスーパーマンドゥームズデイ化が加速したり、ラナ・ラングとスティールが宇宙でサイボーグ・スーパーマンブレイニアックに迎撃されたり、そもそもブレイニアックが裏で手を引いていたり。

スーパーマン個人、地球全般の危機がうまく結びついてスケールの大きなストーリーになったように思います。