コミックス感想:『BATGIRL VOL. 2: KNIGHTFALL DESCENDS』

BATGIRL VOL. 2: KNIGHTFALL DESCENDSとは

The New 52のバットガール、二作目です。
2012年5月~12月に連載されました。

当然ながらvol.1の続きです。
vol.1で突如現れた母親など前提となる部分はあるので、vol.1を読んでいた方が楽しめます。

ざっくりあらすじ

大きく分けて4つのストーリーが収録されています。
1,バットマンとの出会い(過去)
2,グロテスクとの戦い
3,梟の法廷・タロンとの戦い
4,ナイトフォールとの戦い

1は、警察署に職場見学に来たバーバラが脱獄事件に巻き込まれる1話完結のストーリー。
3は、梟の法廷・タロンとの戦い。『バットマン:梟の夜』にも収録されています。1話だけ細切れで入っているので、梟の夜を読んだ方が良い。

2,グロテスクとの戦い
鬼の仮面を付けた禍々しい姿のヴィラン・グロテスクは電気を操る。
パーティー会場に殴り込み金目の物を奪おうとする強盗。
バットガールはグロテスクの悪事を防ごうとするが、その過程でグロテスクの手下に見覚えのある人物がいることに気づく。
その人物は、バーバラの自宅にジョーカーが侵入してきた時にジョーカーの横にいた男だった。

4,ナイトフォールとの戦い
室内駐車場で車を盗もうとするチンピラと戦うバットガール
次々と倒されるチンピラ。そのうちの一人リッキーが逃げ出し、扉の向こうへ。
直後リッキーの叫び声が響く。
バットガールが駆け付けると、ビルにはそぐわない熊用の大きなトラバサミに足を挟まれたりっきのー姿があった。
救急に連絡をしリッキーを励ますバットガールの元に現れたのは、ビルのセキュリティ担当だと名乗る3人の男女。ここは任せろと言う彼らに促されて、バットガールはその場を去った。

リッキーが気になったバットガール
ビルに戻ると、屋上ではリッキーを人質にした謎の三人組がいた。
さらには、彼らを統べるナイトフォールが現れ、バットガールと対峙する。

感想(ネタバレあり)

グロテスクのストーリーは、バーバラが過去と向き合うためのストーリーであって、グロテスクは添え物という感じでした。
かつてバーバラを襲ったジョーカーの元手下の懺悔がメインとなりますが、それを語るにはやや唐突というか紙面が短すぎた感があります。

ナイトフォールは歪んだ正義を持つお金持ち。
3人の特徴ある手下を従えているだけでなく、自身も格闘に長けているのはなかなか良いですね。
ナイトフォールことチャリーズ・カーネスは18歳の時、目の前で両親と弟を切り刻まれるという凄惨な事件を経験しており、その犯人が初めて信じた男だったというトラウマもの。
しかも、チャリーズは容疑者とみなされた挙句アーカムアサイラムに収監される。真実を話せば収監を避けられたはずなのに。彼女は狂気の技術を学ぶためにわざとアーカムに収監されたのでした。
なぜ狂気の技術を学びたかったのか。
家族を虐殺した男を刑務所に入れるだけでは十分な罰を与えられないと思っていたから。
強敵だけど爪が甘い。今後に期待。vol.4にも出てきます。

ルームメイトに弟ゴードンjrが近づいたり、母バーバラがちょこちょこ絡んだりと家族の問題も少しずつ進展。vol.3ではジョーカーと共にメインでストーリーが展開されます。